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Cat knit dress を着て🐱

わたしの実家の近くのローズガーデンまでお散歩。

このprincess de monaco というバラには特別な想いがあります。

フランスにて知り合った方がグレース・ケリーの御子息の親戚にあたる人で、私にとってはそれでも遠い世界の話なのだけど、身近にそのような人がいたことは夢でも見ていたんじゃないかと、改めてこのバラを日本で見て感じました。

フランスに生きる自分、日本で生きる自分は2つの異なる人生を歩んでいるように感じるのです。

フランスにいる時は身を美しい環境の中に置き、他のアーティストや美術館での刺激を受け、創作活動に励める環境であること。

日本にいる時は大好きな家族にたくさん愛をもらってゆっくり流れる時を過ごせること。

この二つは私にとって交わるものではなく、片方を得ているときはもう片方を諦めなければならないもので、時に嬉しく、時につらいと感じることがあります。

モナコに訪れたとき、モンテカルロの海がよく見える高台の小さなバラ園でたくさんのバラが綺麗に咲いているのが印象的でした。

その光景が美しすぎて今思い出しても切なくなってしまう。

花は偉いなぁとも思う。

花の使命は綺麗に咲くことで、人の心を癒して時がきたら摘み取られるか枯れてしまう。

わたしには何ができるのだろうと毎日自問している。